第一回 日本人に愛は存在しない!~愛にまつわる言葉について~
愛とは一体何なのだろう。
それは時に人を考えられないくらいに幸せにしてくれる。
でも一方で愛にまつわる悲劇も多い。
振っては振られ。浮気されては人間不信になり、愛した人に傷つけられそれでも依存してしまう、そして挙句に愛がその人を殺すように仕向けもする。
どれだけ愛を求めども、他人は愛しい人を手に入れるのに、自分は待てども暮らせども愛を手に入れられない。自分の何かが劣っているのだろうか。
一体本当に愛など存在するのだろうか。。。
はい。ちょっと暗い感じで始めてみましたが、上の前置きを読み続けてくれた方はもしかしたら愛といわれるものに悩んでいて、読んでくれたのではないでしょうか。
遅ればせながら自己紹介させていただきます。
私、鎌田と申します。
社会人二年目で、一応早稲田大学を卒業した男性独り身です!
皆さま愛って一体何なんでしょうか?
えっと?分かってれば苦労はねーよって?
そうですね。
このブログにたどり着いた方は、愛や恋愛に困ってなんとかその困難に答えを出そうと努力される優秀な方々なのだと思います。
そんな皆様はおそらくネット検索や友人にご相談されるなどしたかもしれません。それは大変立派でまた尊敬すべき行動だと思います。
ただしそれらを見て聞いても、解決していないのではないでしょうか。そもそもネット検索や友人に訊けば解決するような問題なら、多くの人が愛や恋愛で悩むことはないでしょう。
そもそも愛にまつわるよくある言説は、あまりに多く支離滅裂で疑問ばかりです。
例えば、互いの愛を確認すること(告白)は三回目のデートってよく言うけど、なんで3回目なんだろう。その後相手の良さが分かることってあるじゃない。
例えば、恋愛ノウハウ。これって要約すると「○○すれば彼氏彼女ができます!」ってことだけど、○○じゃない人間は恋愛する、愛される資格もないのだろうか。例えば明るい性格の人が好まれるなら、暗いひとはその資格がないのだろうか。それってすごく差別的じゃない?
他にもよく考えたら愛に関しておかしいことっていっぱい思いつきませんか?単純接触効果とか、下世話だけどエッチが大事とか、趣味が合うかどうか(悪いことじゃないけど)とか果ては目に見えないフェロモンがどうとか、、、
そう!日本では(日本しか知らないけど)愛って何なのかに関して統一した考えはありません。
そんな状況って非常にまずいと僕は思います。
ちょっと難しい言い方になってしまうけど、
人が行動するときは思考して行動の目的を決めていると思うのだけれども、愛という行動を行いたいと思っても、その愛って言葉の意味が曖昧だと愛という行動がどういう目的をもつのか思考できなくて、愛って行動を行うことができないんだ。
だから極端な言い方だけど結果的に、
日本人に愛は存在しない!なぜなら愛の意味が分からないからだ。
ってことになりかねない。
そんな難しい言い方でなくても、
愛の意味が分からなくて、人はひたすら振り回され傷つき、効果があるんだかないんだか分からない恋愛の情報商材に騙されてしまったり、体を売ったり、、、
とにかく不都合なことだらけではないだろうか。
そこで!
一回の食事よりは、読書が好きでここ一応学のある僕が、
社会科学や精神分析学に哲学の現在の水準の知識をフル活用して!
にもかかわらず!
愛とは一体何なのかを、中学高校の現代文くらいの分かりやすさで、僕なりの解釈を交えて解明していきたいと思います!
科学としての視点を色濃く、かつ簡単にという意味ではどの情報サイトやブログよりも充実したかつ珍しいコンテンツをお届けします。
そうすることで、
愛という現象に悩んで悩んで苦しい男女の皆さまの苦痛を和らげられたり、たとえなおきつかったりしても苦悩が無意味な苦悩にならないよう、
役に立つような考え方を提供できたらなと思います。
予定では週一から週二でブログの更新を行い、
内容は主に、E.フロム、ウィニコット、ラカンを参考に構成していきたいと思います。
一応全15回くらいを予定。
かなりカジュアルに書いていきます。
ですのでどうか読者の皆様、
拙いブログでなにかと分かりずらい点などあるかもしれませんが、
手持無沙汰で暇なときで構いませんので、
なにとぞ応援のほどよろしくお願いします。
ちなみにブログは初めて使うのですが、どうやらコメント機能があるようなので質問などございましたら気軽にご相談ください。コメントの表示は私が許可するまで表示されない設定に変更していますので、ご安心ください。
次回は愛を定義するための導入として、
ざっくりE.フロムを取り扱い、その問題点を指摘していきたいと思います。